不動産を売却するときにかかる費用は必要書類は?

土地とか建物をもし売りたいと思ったらどんなふうに進めていくのかは教えてもらったけど、費用とかってどうなってるんだろう?かかるよね?売却を依頼したりするんだもんね?

不動産の売却にかかる費用は?

不動産を売却する時、自分にお金も入ってきますが、売却にかかる手数料や税金などの費用がかかります。どんな費用がかかってくるのか、支払はいつごろなのかをまとめてみましょう。

仲介手数料
費用:(売却額×3%+6万円)+消費税
支払時期:売買契約時・引渡し時
印紙税
費用:1000円~6万円
支払時期:売買契約書作成時
抵当権抹消費用
費用:2万円~3万円
支払時期:移転登記時
譲渡所得税費用:所得税(長期):譲渡所得金額×15%
   所得税(短期):譲渡所得金額×30%
支払時期:確定申告後
長期譲渡所得は譲渡した年の1月1日の時点で所有期間が5年を超える
 短期譲渡所得は譲渡した年の1月1日の時点で所有期間が5年以下のもの
住民税費用:住民税(長期):譲渡所得金額×5%
   住民税(短期):譲渡所得金額×9%
支払時期:確定申告後
その他必要に応じた費用測量費用・解体費用・廃棄物の処分費・ハウスクリーニング費・引っ越し費用など
  • 仲介手数料は、売却の依頼をして媒介契約を締結した不動産会社に支払う手数料です。この仲介手数料は不動産会社への成功報酬なので、売り手が見つかって売買契約するまでは支払う必要はありません。仲介手数料は通常業務で発生する費用しか含まれていないので、通常業務以外の特別な業務を依頼すると別途費用が請求されることになります。仲介手数料の支払いは、一般的には売買契約時と、引渡し時に半額ずつ支払のが多いです。
  • 印紙税は、売買契約書の作成の時に必要なもので、物件の売買価格によって印紙の金額が決まっています。売買契約書は売主用と買主用にそれぞれ1通ずつ作成されるので、売主と買主で1通ずつ負担します。
  • 抵当権抹消費用は、不動産を売却する時に売却物件に住宅ローンが残っていた場合の抵当権抹消登記のための費用で、司法書士に支払います。司法書士には抵当権抹消以外にも登録免許税と司法書士への報酬を支払うことになります。
  • 譲渡所得税とは、所有している土地や建物や貴金属、株式などを売って得た利益を「譲渡所得」と言い、譲渡所得には所得税と住民税がかかります。その中で不動産の譲渡所得にかかる所得税と住民税は分離課税というもので、給与所得や事業所得などとは別に計算します。
譲渡所得の計算方法:譲渡所得=譲渡価格-(取得費+譲渡費用)
・売却益は、土地や建物を売った金額のこと
・取得費は土地や建物を買った時の金額と、購入手数料などの買った時にかかった費用、設備費を加えた合計額
(建物の取得費は、所有期間中の減価償却費相当額を差し引いて計算します)
・譲渡費用とは、土地や建物を売るためにかかった費用のこと
税額の計算式:譲渡所得金額×15%(住民税5%)長期
       譲渡所得金額×30%(住民税9%)短期
※平成25年から令和19年までは復興特別所得税として各年分の基準所得税額の2.1%を所得税と併せて申告・納付が必要です

※マイホームを売った時の特例として、所有期間の長短に関係なく譲渡所得から最高で3000万円まで控除ができる特例もあります。これは居住用財産を譲渡した場合の3000万円の特別控除の特例と言います。この特例を受けるための適用案件もあるので、マイホームを売却する場合は確認が必要です。
  • その他必要に応じた費用とは、売却時に必要に応じてかかるものとして、敷地の測量にかかる費用や建物を解体して更地にして売却するなら建物の解体費用や廃棄物の処分費、ハウスクリーニング費などが必要になる場合があります。売主が買い替えのための売却で、仮住まいなどをしていた場合は引っ越し費用なども掛かってきます。

だいたいの金額で測量費用で、だいたい50万円~、解体費用でだいたい100万円~、廃棄物処分で10万円~、ハウスクリーニング費は3万円~と、規模によっても違うから不動産会社に紹介してもらったり、インターネットで調べてみたりいろいろしてみるといいと思うワン。

なるほど、結構費用がかかるんだね。もし不動産会社に仲介してもらっても売れなかったら仲介手数料は払わなくてもいいの?

仲介手数料は成功報酬なんだけど、手数料が必要になる場合もあるんだワン。

売買成立しなくても手数料が必要になるケース

  • 手付解除
    売買契約後、手付解除の期日までは、原則買手は手付金を放棄すること、売手は手付金を返還して更に手付金と同額を買主に支払うことで契約を解除できますが、この場合は売買の成立はしていませんが、仲介手数料を支払う必要があります。
  • 違約解除
    売買代金の未払など債務不履行といった契約違反の場合、相手方が損害賠償の請求を行って催告しても履行されなければ契約を解除できますが、この場合も仲介手数料を支払う必要があります。

他には、住宅ローンが残っていて、残りを一括返済するような場合、繰り上げ返済の手数料がかかってくるワン。繰り上げ返済の手数料は金融機関によっても違うから、これももしローンが残ってるなら手数料がかかってくると考えておく方がいいワン。

不動産を売却するときの必要な書類とは

不動産会社に売却を依頼するときの基本的な必要書類

  • 登記簿謄本または登記事項証明書
  • 売買契約書(購入時のもの)
  • 重要事項証明書(購入時のもの)
  • 登記済権利書または登記識別情報
  • 固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書
  • 土地測量図・境界確認書(一戸建て・土地の場合)
  • 物件の図面(一戸建て・マンションの場合)
  • 設備の仕様書(一戸建て・マンションの場合)
  • 建築確認済み証・検査済み証(一戸建ての場合)
  • マンションの管理規約・使用細則・維持費関連書類(マンションの場合)
  • 建築設計図書・工事記録書(あるとよい)
  • 耐震診断報告書(あるとよい)
  • アスベスト使用調査報告書(あるとよい)

買主に引渡し時に必要な書類

  • 本人確認書類(
  • 印鑑証明書
  • 実印
  • 銀行口座のわかるもの通帳など

その他にも場合によっては必要になる書類が出てくるかもしれないから、事前に確認が必要だワン。

なんかすごく重要そうな書類が必要書類に入ってるね。うちの重要書類はどこにしまってあるかな。心配になってきちゃうよ。ちょっと確認してみよう。身分証明書は、運転免許証でいいよね?

運転免許証とか健康保険証、マイナンバーカードとか、一般的に身分証明書と認められているものを用意するワン。用意する必要書類は物件とか土地を買った時に受け取っている書類がほとんどだワン。中古物件として買った場合は受け取っていない場合もあるから、これも確認が必要だワン。

じゃ、売却の時とかはまたいつものあいせい不動産に相談に行ってみよう~。

Follow me!